公式LINEで情報を受け取る 法人向け資料ダウンロード

お問い合わせは、公式LINE・お問い合わせフォームより承ります。

Column 25 — Fixed Costs

節約は、我慢より順番。
固定費を「金額の大きい順」に見直す3ヶ月プラン

公開日:2026年7月13日 執筆:K agency 編集部(宅地建物取引士・FP・金融機関出身の実務知見)

節約というと「ランチを我慢」「電気をこまめに消す」を思い浮かべますが、家計改善のプロが最初に手をつけるのはそこではありません。一度見直せば、努力ゼロで毎月効き続ける「固定費」——それも金額の大きい順です。

本記事では、効果の大きい順に固定費を5つ並べ、それぞれの見直し方と目安金額を整理します。合計で月1〜3万円(年12〜36万円)の改善余地が見つかる家計は珍しくありません。

この記事で分かること

なぜ固定費が先か ― 「一度で、ずっと、無痛」

変動費の節約(食費等)固定費の見直し
必要な努力毎日・毎食の意思決定一度の手続きだけ
効果の持続気が緩むと戻る自動で続く
生活満足度下がりやすい(我慢)ほぼ変わらない

「我慢の節約」はリバウンドします。先にやるべきは、生活の質を落とさず金額だけ下がる固定費です。

5大項目 ― 効果の大きい順

第1位:住居費(家賃・住宅ローン)

家計最大の固定費。だから効果も最大です。

第2位:保険料

「なんとなく継続」の温床です。団信との重複、独身時代のままの死亡保障、貯蓄が育った後の医療保険——必要保障額を再計算すると、月数千円〜1万円の削減余地が見つかる家計が多数派です。火災保険も「指定のまま」なら見直し候補。

第3位:通信費

大手キャリアから格安プラン・格安SIMへの変更で、1人月3,000〜5,000円規模。家族4人なら年15〜20万円の差になることも。自宅回線とのセット割・実際の使用ギガ数の確認から始めましょう。

第4位:サブスク・会費

動画・音楽・アプリ・ジム・年会費——1つずつは小さくても、合計すると月1万円を超えている家計は珍しくありません。クレカ・口座の明細を3ヶ月分眺めて、「先月使ったか?」で仕分けるのが最速です。

第5位:電気・ガス

電力・ガス自由化で乗り換えは簡単になりました。効果は年数千円〜2万円程度と上位4つより小粒ですが、手続き15分で済む「ついで案件」です。

実行のコツ ― 「上から順に、月1項目」

完璧を目指さない

5項目を一気にやろうとすると挫折します。おすすめは月に1項目、金額の大きい順。初月に住居費(借り換え試算 or 更新交渉の準備)、翌月に保険、その次に通信——3ヶ月後には月1〜3万円が浮いている計算です。

浮いたお金の行き先 ― ここまでが「見直し」

固定費見直しの最大の失敗は、浮いた分が生活費に溶けることです。防ぐ方法は一つだけ——浮いた金額と同額の自動積立(先取り)を、見直しと同時に設定すること。

「節約」で終わらせず「資産形成の原資づくり」まで繋げて、初めて見直しは完成します。

よくある質問(FAQ)

固定費の見直しはどこから始めるべきですか?
金額の大きい順=住居費→保険→通信→サブスク→光熱費です。時間がないなら、まず通信費(即効性が高く手続きも簡単)から始めて成功体験を作るのも有効です。
住宅ローンの借り換えは、どんな場合に得ですか?
目安は「現在との金利差0.5%以上・残期間10年以上・残高1,000万円以上」です。借り換えには諸費用(数十万円)がかかるため、必ず諸費用込みの総額で比較してください。同じ銀行への金利引き下げ交渉という選択肢もあります。
保険の見直しで気をつけることは?
新しい保障の加入が成立する前に古い保険を解約しないこと(健康状態によっては新規に入れないため)。また削るのは「重複した死亡保障」であって、医療・就業不能の備えは別途評価が必要です。
浮いたお金はどうすればいいですか?
見直しと同時に、同額の自動積立(NISA等)を設定するのが唯一の対策です。設定しなければ、経験上ほぼ確実に生活費に溶けます。

固定費チェックリスト

固定費の見直しは、年収を上げるより簡単な「手取りアップ」です。そして浮いた月1万円を積立に回せば、10年で120万円+運用益。今日の1時間が、10年後の景色を変えます。

参考資料
  • 本記事の試算はすべて架空の前提による概算です

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービスへの乗り換えを勧誘・推奨するものではありません。借り換え・保険見直しの実行は、条件を個別にご確認のうえ行ってください。

家計の「最大のボス」住居費から、一緒に見直しませんか。

家賃の交渉・住み替え・ローン借り換えの試算まで、
元銀行員×FPが売り込みなしでサポートします。